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内覧会・引き渡し時の基礎知識>> 気になる内覧会でのチェックポイント

| 企画・編集・発行: 城戸義雄 |
●内覧会でのチェックポイント例 Part3
6.ルーフバルコニー
このタイプの住戸では、少々高い敷居をまたぐ形でバルコニーと室内を出入りします。
当然工事中に職人の出入りも多くなる箇所であり、アルミサッシュにキズや凹みが残っている場合があります。特に海沿いの地域ではアルミも地肌が見えていると潮風にあたり腐食がはじまる可能性があります。
7.共用廊下やバルコニーの床ビニルシートの接着不良、継ぎ目のシール確認
これはマンション全体に関わる重要なチェックポイント。本点については、マンションを購入された全員の方が必ず内覧会で見てまわれば、マンション全体の資産安全性を確認できることになり、是非とも実施して頂きたいポイントです。
そもそも売主によって、床ビニルシートに防水性能を期待している場合と、単純にコンクリート面が汚れてしまう、歩行音が廊下に響くのを防ぐために床ビニルシートを施工する場合の2種類があります。
特に前者の場合、床ビニルシートはコンクリート床に直接雨水があたらないように保護する役目を持っています。もしシートの継ぎ目・接着不良によって、その不具合箇所から水がじわじわと染み込み、たとえば25年ほど経過したときにコンクリート内部の鉄筋が錆びて膨らみ、表面のコンクリートが剥がれ落ちる「爆裂」という現象が起きては大変です。これを未然に防ぐためのチェックとお考え下さい。
床ビニルシートの役目が、防水性能を期待しているものなのか、単に清掃管理、居住者のための便宜を図ったものかどうかは、売主側に計画意図をご確認ください。
なおマンションによっては、床シートを貼らず防水モルタルを塗ることで、床コンクリートを保護しているマンションもあります。マンション図面集の最後のページに仕上表があり、共用廊下やバルコニーの欄を見れば誰でも確認することができます。
防水モルタルの場合、年間を通した気温変化や紫外線の影響でひび割れが生じることがあります。ひび割れを放置しておくと、10年あるいは20年という長い目でマンションを見た場合、保護層としての機能が十分に果たず、前述の鉄筋爆裂につながる可能性が出てきます。そのため、内覧会の時点で既に防水モルタルに万一ひび割れなどが生じていれば、直ちにひび割れを補修してもらい、少しでも建物の構造体の安全性を高められることをお勧めします。

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