●マンションの「管理」は、「財産の管理」 Part3
(3)物理的な維持管理
物理的な維持管理、つまり作業員が実際に動いて修理保全を行う活動です。
これには「日常管理」と「計画修繕」の2種類があります。ここでは、管理費に関わる日常管理について整理します。

まず、日常管理は3つの作業に分けて考えられます。
1)定期点検 : 建物・設備の保守点検など
2)定期清掃 : 給排水設備、ゴミ置場清掃など
3)日常修繕 : 電球交換、簡単な塗装補修など
その目的は、主として「日常生活における利便性・安全性の確保」だと考えます。
日常管理は、専門業者への外注費が多く占めるため、一般的に「管理費の見直し」議論では、この日常管理の内容を精査してケースが多いと思われます。
外注に関わるものとしては、エレベーター保守契約の見直し、管理員の勤務体系、清掃・法定点検費などが挙げられます。管理組合自らが複数業者から見積をとり、別々の業者と個別に契約するなどの手法がよく紹介されております。
ただ、見直す時の基本ポリシーとして下記2点に留意される事をお勧めします。
●管理水準の維持(または向上)
●収入(区分所有者が支払う管理費)と支出(外部業者への発注費用)のバランス維持
戦略なき値下げ交渉だけでは、財産管理に良い結果をもたらしません。
|