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ホーム >> 入居後の基礎知識>> マンション建替え制度

| 企画・編集・発行: 城戸義雄 |
●マンション建替え制度=永住時代の必須知識 Part2
建替えの動機に関する研究
建替えの動機は大きく3つになると考えます。
1) 建物自体の老朽化
2) 入居者の高齢化による、維持管理面からの建替要請
3) 地震、火災等による建物被災・老朽化。
1)について。
これは構造体(コンクリートなど)の材質老朽化、さらには技術進歩に建物が追いつかず、新しいインフラ設備を導入できない機能的老朽化が挙げられます。
2)について。
入居者の高齢化が進み積立準備金不足のため、店舗と住居が混在した複合施設への建替え、あるいは資金を外部から引張ってくるといった検討も、老朽化が気になる時期とあわせて持ち上がる可能性を指摘したものです。昨今もっとも増加している現象です。
事実、われわれの日常業務においてもマンション入居者の高齢化による建替検討は、決して珍しいものではありません。
3)について。
特に阪神大震災以後、おおきくクローズアップされてきた要素です。
たとえば大きな地震が見舞われたものの、マンション建物は倒壊を免れたとします。幸いにもご自身の住戸に被害はなかったものの、一部住戸は危険で住めない状態になったとします。
このような場合、全住民が元どおり安全に住める状態にもどすには建替えが必要かもしれません。引き続きその場所に住む事を希望される場合、自身の住戸には問題なくても建替え費用を応分負担しなければいけません。これが分譲マンションの法的所有制度の仕組みです。
ちなみに、建物の構造計算の最大使命は、倒壊せず人命に被害を及ぼさない性能をもたせる事です。「震度○に耐える」とはこの意味であり、見た目は倒れておらず人命を守りきったマンションでも、一度強い地震力を受けたために柱や梁などのパーツが新築時の粘り強さを失い、次の大地震に耐える性能を維持できていないかもしれません。直下に活断層があった場合など、これは不可抗力であり現代技術では事前回避が困難です。専門家の建物診断により、元どおり安全なマンションにするためには残念ながら建替えが必要という結論に至ることも考えられます。
もっとも、自然災害による建替が発生する可能性は、マンションに限らずビルや戸建住宅など、日本中全ての建物において同一条件といえます。
以上3点をきっかけとして建替え制度について知ることが、「資産保有者のリスク管理」の一部であると考えます。
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